台湾上場企業のうち、６月としては過去最高の売上高を記録した企業が８日現在で12社を数え、うち11社を電子関連が占めた。９日付工商時報が伝えた。
主要電子企業では、宏碁（エイサー）が月次ベースで年初来最高の売上高を記録したほか、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）、緯創資通（ウィストロン）が前月比で40％以上の増収を記録した。
５月の売上高が過去最高を記録した上場企業は11社にすぎなかったが、６月は単月業績を発表した上場企業が全体の３分の１という時点で既に12社を数え、電子業界を中心に企業業績が改善していることが分かった。
兆豊証券研究部の黄国偉協理は「上場企業の６月の売上高は前月比で６～７％伸びており好調だ。伸び率は大きくないが、５月を上回っていること自体が好材料だ」と指摘した。
