中国商務部傘下、海峡両岸経貿交流協会（海貿会）が企画する大型調達団「両岸経貿促進考察団」の第２陣が12日来台した。今回来台したのは▽北京華聯集団▽王府井百貨集団▽合肥百貨大楼集団▽武漢中百集団▽利群集団──など小売・流通大手を中心とする70社143人で、13日から18日まで台湾企業900社以上と個別の商談を行う。中華民国対外貿易発展協会（TAITRA）の王志剛董事長は「第２陣の調達は食品、フルーツ、日用品が主となり、調達総額は２億米ドルを超える」との見通しを示した。13日付経済日報などが報じた。
中国・大型調達団第２陣を率いる中国商務部商貿服務司の門曉偉副司長。「『積み荷でいっぱい』にして帰りたい」と期待を語った（12日＝中央社）
家電など高単価製品を主とした６月の第１陣に比べ、今回の調達団は消費力は弱いものの、大規模な食品・消費材の調達団受け入れは台湾側にとって初の試みで、義美食品、統一企業（ユニプレジデント）、聯華実業、愛之味など大手企業から商談会への参加申し込みが相次いだ。
約１週間の滞在中、中国企業１社につき約13社の台湾企業が30分以上の商談を行う予定だ。15日には台南での商談会も開催される。
