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作成日：2009年7月15日_記事番号：T00016606
投資拡大を考える中小企業、昨年Ｑ４比倍増
ＨＳＢＣがこのほどまとめた、世界の新興市場における中小企業の投資計画に関する調査によると、台湾の中小企業のうち投資支出の拡大を考えている企業は、昨年第４四半期に実施した前回調査結果の２倍以上となる23％に上ったことが明らかになった。反対に「投資を縮小する」と答えた企業は前回の51％から30％に減少した。15日付工商時報が伝えた。
投資拡大を考えている企業比率の伸びを各国・地域別に見ると、台湾は12ポイント上昇でインドネシアに次ぐ成長幅となり、中国（６ポイント上昇）や香港・シンガポールを上回った。
ＨＳＢＣは、台湾の中小企業に特徴的な傾向として、中台関係の改善に大きな期待をかけていることを挙げた。これを反映し、信頼感指数は半年前の66ポイントから98ポイントに上昇し、先行きを好感する企業が増えていることを裏付けた。また、下半期の景気が悪化すると答えた企業は、半年前の65％から22％へと大幅に減少した。
また、今後の対中貿易を好感する企業は35％に達し、対米の29％や、他のアジア諸国・地域との貿易に対する21％を上回った。
