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自動車・二輪車
作成日：2009年7月16日_記事番号：T00016650
東南汽車増産、技術者300人採用へ
中華汽車工業が中国福建省で合弁により事業展開している東南汽車は、９月からの増産計画始動に向け、過去５年で最大となる300人規模の技術者採用を予定している。16日付経済日報が伝えた。
東南汽車は福建省汽車工業集団、三菱自動車との合弁メーカー。最近は三菱ランサーをベースにした独自モデル「Ｖ３菱悦」（排気量1,500cc）の販売が好調だ。供給不足が続いているため、中国自動車市場では値引き販売の対象にならない数少ない大衆車となっている。背景にはエンジンの供給不足がある。このため、供給元の東安発動機に増産を依頼し、下半期からは徐々に生産台数がアップする見通しだ。
東南汽車は９月から勤務シフトを増やすなどして、生産台数を倍増させる方針で、第３四半期以降には親会社への利益貢献が見込まれている。今後は毎年新車２モデルの発表を見込む。同社は持続的な新モデル投入で、再編が進む中国自動車業界での生き残りを図る構えだ。
