中国商務部傘下、海峡両岸経貿交流協会（海貿会）が企画する大型調達団「両岸経貿促進考察団」第２陣は、食品を中心として既に１億4,600万米ドルの調達が確定し、今後１年間で新たに６億米ドルに上る調達が行われる見通しであることが17日、調達団代表の門曉偉・中国商務部商貿服務司副司長によって発表された。また、門代表によると、中国・合肥百貨大楼集団と統一集団（ユニプレジデント）の間で15日、戦略提携協議が締結した。18日付工商時報が伝えた。
訪台の成果を発表する門代表（左）。「中国は実際的で、格好をつけることはない」と強調した（17日＝中央社）
門代表はまた、５日間の日程を通じて、台湾企業の進んだ生産工程に対する中国企業の理解が深まるとともに、良質の台湾ブランドの中国進出を促し、中台双方の企業による相互協力の基礎が築かれたとの認識を示した。
なお受け入れ側の中華民国対外貿易発展協会（TAITRA）、王志剛董事長によると、８月末に来台が見込まれる大型調達団の第３陣は、自動車部品が主な項目となる見通しだ。裕隆汽車、中華汽車工業など関連メーカーが、世界最大市場に成長し、さらに成長を続ける中国からの大型受注を目指す。
