今月４日に開業した台北市の都市交通システム（ＭＲＴ）内湖線で運行停止などのトラブルが相次いだ問題で、郝龍斌台北市長は21日、沿線の利用者に不便をかけた責任をとるとして、内湖線および連絡する木柵線の運賃を７月25日から年末まで一律36％値引きすると発表した。割引料金は８～24台湾元（約23～69円）となる。21日中国時報が報じた。
内湖・木柵線の１日当たりの利用者は延べ26万人。割引措置により計２億元が利用者に還元される（中央社）
内湖線のトラブルをめぐっては、台北市長時代に計画を推進した馬英九総統に対し、野党民進党が批判を強めており、郝市長はこれについて「民進党の議員が馬総統に際限なく責任を押し付けて迷惑をかけており、非常に申し訳なく感じる」と遺憾の意を表明した。
