最新の市場調査によると、夏休み前のオフシーズンに当たる６月の台湾携帯電話市場は、販売台数が53万6,700台、販売額17億8,000万台湾元（約51億円）で、ともに今年２番目に低い水準だった。ただ、スマートフォンを主力とする宏達国際電子（ＨＴＣ）は台数シェア1.2％で９位、金額シェアは5.7％で５位と、ライバルである米アップルの台数１％（10位圏外）、金額4.5％（６位）を上回る健闘を見せた。24日付経済日報が伝えた。
今年３月には台数シェアで2.7％（６位）、金額シェアでは５月に5.8％を記録したアップルは、新製品「iPhone 3GS」の台湾発売が８月に予定されていることから、もよう眺めムードが生じて伸び悩んだようだ。
上位ブランドはノキアが台数30％で首位、ソニー・エリクソンが21.2％で２位、サムスンとＬＧが３位、４位に続いた。
第２四半期はオフシーズンだったものの、第３四半期は夏休みと新学期前の購買意欲の高まりで、前期比でプラス成長すると業界ではみている。
