市場調査機関ＩＣインサイトが発表した第２四半期の世界の半導体メーカーの売上高ランキングによると、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は前期比成長率が上位20社中最も高い93％に達し、第１四半期は10位まで落としていた順位を昨年第４四半期の５位に戻した。また、ＩＣ設計最大手の聯発科技（メディアテック）は、中国市場で山寨機（さんさいき）と呼ばれるノーブランド携帯電話向け製品の需要が好調だったことにより、第１四半期（20位）に引き続き順位を上げ17位となった。１日付工商時報が報じた。
第２四半期、大手半導体メーカーは総じて業績を伸ばし、上位20社の合計売上高合計は364億6,700米ドルと前期比21％増加した。
前期比成長率が20％を超えた企業は、ＤＲＡＭ価格反発の恩恵を受けたサムスン電子（２位）やハイニックス（10位）などのＤＲＡＭメーカー、およびクアルコム（７位）、メディアテック、エヌビディア（18位）などＩＣ設計業者が主となった。
なお、売上高20億米ドル以上のメーカーは前期の３社から５社に、10億米ドル以上は11社から14社に増加した。
