友達光電（ＡＵＯ）が６日発表した７月の大型パネル出荷枚数は前月比6.2％増の826万枚で、過去最高を記録した。中小型パネルも同12.5％増の2,151万枚に拡大、パネル景気の順調な回復をうかがわせた。７日付経済日報が報じた。
ＡＵＯの７月連結売上高は、前月比7.1％増、前年同月比0.3％減の325億5,100万台湾元（約950億円）だった。欧米市場が第３四半期のハイシーズンに入ったことに加え、中国市場の需要も伸びており、パネル価格の上昇と出荷成長が続いて売上高も金融危機発生以前のハイシーズンの水準を取り戻した。
李焜耀董事長は、今後のパネル景気に不利な要素は見当たらず、第３四半期はパネル価格10％上昇、大型パネル出荷枚数で前期比15～20％増が見込め、黒字転換が達成できそうだと語った。
