富邦金融控股傘下、富邦人寿保険は13日、台北市南京東路と敦化北路の交差点にあるショッピングセンター、環亜生活購物広場（アジアワールド・ショッピング・モール）ビルの14フロアー分を金属部品大手の勤美集団（ＣＭＰ）から100億台湾元（約290億円）で買収すると発表した。富邦金控の龔天行総経理は、今後再開発を計画しているが、しばらくは賃貸を続けると語った。14日付経済日報などが報じた。
28年の歴史を持つアジアワールドは、「さよならセール第２弾」最終日の翌17日をもって正式に閉店する（ＹＳＮ）
勤美集団は13日の董事会で、アジアワールドの売却を決議した。売却によって勤美が14億1,400万元、傘下の璞真建設が28億4,000万元の利益を得る見通しだ。所有する土地面積約1,360坪から計算すると売却価格は１坪当たり735万元で、台北市土地成約価格の過去最高を更新することになる。
