市場調査会社、ディスプレイサーチの統計によると、台湾メーカーの大型液晶パネル出荷枚数の世界シェアは、第２四半期41.2％と前期の38.4％から拡大し、韓国メーカーの49.8％（前期52.2％）との差を縮めた。27日付自由時報が報じた。
台湾勢と韓国勢のシェアは、昨年第３四半期時点ではきっ抗していたものの、同年第４四半期以降、金融危機発生と韓国ウォン安の影響で台湾勢は韓国勢にリードを広げられていた。
ディスプレイサーチの予測によると、今年第３四半期は世界の大型パネル出荷規模が過去最大となる見通しで、友達光電（ＡＵＯ）の第8.5世代工場の稼働率向上により、台湾勢はシェアをさらに拡大するとみられるが、通年では韓国勢の後塵を拝する結果となりそうだ。
