２日付工商時報によると、中国の福建省政府関係者は１日、中国遠洋運輸集団（COSCO）傘下の廈門遠洋運輸（COSCOXM）が６日に就航を予定する台中～アモイ（中国福建省）を結ぶ貨客フェリー「中遠之星」について、チャーター便形式による３カ月間の試験運航を経て、年末には高雄～アモイ、福州～基隆、福州～台中に定期便を就航させたいという考えを示した。具体的な計画は試験運航の結果を見て検討する予定だ。
約２万6,000トンと大型の「中遠之星」は「海上の高級ホテル」という位置付けで、価格はスイートルームの6,800人民元（約９万2,500円）を筆頭に、▽ＶＩＰルーム、4,500人民元▽デラックスルーム、3,500人民元▽約50人収容の大部屋、１人500人民元──と高めの設定だ。
就航第１便は日中の出航となるが、通常の便は午後９時にアモイ発、翌日午前８時30分に台中着の運航スケジュールとなる。
