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作成日：2009年9月2日_記事番号：T00017662
エイサー、９月にノート世界首位か
宏碁（エイサー）は９月、ノートパソコンの出荷台数が360万台を超え、ヒューレット・パッカード（ＨＰ）を抜いて世界首位になる可能性が出てきた。エイサーは第３四半期通期も900万台に達し、２位ながらも首位ＨＰとの差を20万台まで詰めるとみられている。ノートＰＣ受託生産メーカーの話として２日付電子時報が報じた。
エイサーは７月と８月、欧州市場の需要回復や北米市場の販売拠点拡大で、ＨＰとのノートＰＣ出荷台数の差を月間10万台まで縮めた。９月にはインテルのコンシューマー向け超低電圧（ＣＵＬＶ）プラットフォーム搭載機種の価格調整や、マイクロソフト（ＭＳ）の次期基本ソフト（ＯＳ）、ウインドウズセブン（Windows７）対応機種の投入で、同月350万台と予想されるＨＰを追い抜く見通しだ。
これまでノートＰＣ出荷の世界シェアは、エイサーが低価格ノートＰＣ（ネットブック）人気から、2008年９月に一部の調査機関の統計で初めて首位に立った以外は、ＨＰが首位の座を守ってきた。
