交通部数拠所の統計によると、８月のバイク新車登録台数は４万8,385台だった。前年同月比では12.9％の減少となったが、７月の同40.3％減に比べマイナス幅が大幅に縮小した。さらに前月比では9.7％増と、３カ月連続でプラス成長を記録した。光陽工業（KYMCO）、三陽工業（ＳＹＭ）、台湾ヤマハの大手３社ともに８月の業績は損益分岐点を回復したもようだ。今年１～８月の累計販売台数は29万3,452台で前年同月比は依然45.2％減となっている。３日付経済日報が報じた。
８月は台風８号（アジア名・モーラコット）で、浸水被害を受けた部品メーカーの生産ラインが一時ストップした上、新学期を迎えた９月はハイシーズンであることから、バイク各社は今月、予定していた休暇を取りやめた。特に光陽と三陽では、週末の休日出勤も計画して販売店の在庫補充に努める計画だ。
