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作成日：2009年9月18日_記事番号：T00018011
１万人中国人ツアー、南部訪れず
中国の無店舗販売大手、宝健集団（本社・北京市）は10月から11月にかけ、約１万人規模の観光旅行団を台湾に送る計画だが、ツアー客は高雄など南部を訪れない見通しとなり、南部の観光業界を落胆させている。18日付中国時報が伝えた。
高雄市の５つ星ホテルでは、９月に入り中国人観光客の利用が激減し、予約キャンセルは既に5,000室に上ったとみられる。この結果、昨年70％程度あった高雄市の観光ホテルの客室稼働率は50％前後に落ち込んだ。
それだけに南部の観光業界は、今回の「１万人ツアー」に期待をかけていたが、台北、台中、彰化に日程が集中し、南部は含まれないことが分かった。
業界関係者によると、背景には「高雄には行くな」という中国国務院台湾事務弁公室の指示があったとされ、観光客は中部以北や東部にシフトしているという。
