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保険会社の単一不動産投資、10月初めにも上限緩和適用へ


ニュース 金融 作成日:2009年9月25日_記事番号:T00018150

保険会社の単一不動産投資、10月初めにも上限緩和適用へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は24日、保険業者による単一不動産投資上限の緩和を決定し、10月初めにも適用される見通しとなった。今年上半期の財務資料からみて、保険業界全体で不動産投資資金が200億台湾元(約562億円)以上増えるとみられ、不動産市場には好材料となりそうだ。25日付経済日報が伝えた。

 保険会社による単一不動産への投資上限は算定基準が純資産ベースから運用資金ベースに変更される。

 緩和後はリスクベース自己資本比率(RBC)が200%を上回る保険会社の場合、単一不動産への投資上限が運用資金の1.5%となる。また、RBCが200%未満で純資産がプラスの場合は1%、RBCが200%未満で純資産がマイナスの場合は1%または5億元のうち、いずれか低い金額が上限となる。

 RBCが200%を超える保険会社23社の合計で、不動産投資資金は200億元余り増える見通しだ。ただ、RBCが200%未満の保険会社の場合は、不動産投資資金の増加分は20億元余りにとどまる。