台湾銀行の張秀蓮董事長は24日、財務悪化により政府主導の経営へと移行した台湾高速鉄路（高鉄）に対する協調融資（シンジケートローン）について、借り換え後の利率が現行契約より１ポイント以上低くなることはないとの考えを示した。また、協調融資に参加している、ある政府系銀行の董事長は「現行の年利2.6～2.8％から1.7％への引き下げが適正だ」と指摘した。25日付経済日報が報じた。
高鉄の財務改善に向け、立法院財政委員会で報告を行う張秀蓮・台湾銀行董事長（右）と李述徳財政部長（左）（24日＝中央社）
張董事長はさらに、高鉄のあらゆる資産を担保とするほか、５大株主の責任者が連帯保証人となるよう求めると表明した。また、借り換え後の新融資契約の協調融資団組成は10月中に終えたい考えだ。
