明基友達グループの明基電通（ＢｅｎＱ）は、発光ダイオード（ＬＥＤ）バックライトモジュール搭載の15.6～24インチ型の液晶モニター５製品を一挙発売した。うち18.5インチと21.5インチのＬＥＤ搭載機種は世界初。ＬＥＤバックライトの大型化が進む一方、業界では液晶モニターへの搭載はコスト高から模様眺めムードが大勢を占めるが、サムスン電子に続き、ＢｅｎＱも積極攻勢に打って出た。25日付電子時報が報じた。
ＢｅｎＱの姚台湾区総経理（左）は、ＬＥＤモニターは成長が予想より速く、15年には普及率が54％に達するとの見方を示した（24日＝中央社）
同製品の販売価格は、21.5インチ型が１万900台湾元（約３万円）、24インチ型が１万2,900元と比較的高価格。ただ、明基電通（ＢｅｎＱ）の姚鴻州台湾区総経理は、従来型の冷陰極蛍光ランプ（ＣＣＦＬ）採用機種との価格差は２割程度まで縮まっており、今後買い替えが進むと予測している。
姚総経理はさらに、同社のＬＥＤモニターの今年の台湾市場での販売台数は１万5,000台に上り、同社液晶モニター全体の50％まで高まると予想した。
