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作成日：2009年9月29日_記事番号：T00018233
ＴＳＭＣ、蒋尚義氏が副総経理で復帰
台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の張忠謀董事長が今年６月に総執行長（ＣＥＯ）に異例の復帰を果たしたことを受け、既に経営の一線から退いていた腹心の蒋尚義氏が研究開発（Ｒ＆Ｄ）・発展担当の資深副総経理として復帰することが明らかになった。29日付工商時報が伝えた。
蒋氏は現在、ＴＳＭＣグループ企業の精材科技（シンテック）、采鈺科技（ビスエラ・テクノロジー）の董事長を務めている。今後ＴＳＭＣの研究開発部門は蒋氏と現職の孫元成・研究開発担当副総経理による共同管理体制となる。羅唯仁副総経理は先進技術事業担当副総経理に横滑りする。
蒋氏はＴＳＭＣで1997年から研究開発畑を歩み、06年に退職していた。業界関係者は、蒋氏の復帰はＴＳＭＣが32、28、22ナノメートルの先進製造プロセスの技術的障害を乗り越える上でプラスになると分析している。
