中央気象局は、29日に台湾の東南の海上で発生した台風17号（アジア名・パーマ）、18号（同・メーロー）、さらに同海域で熱帯低気圧も発生している影響で、中秋節に当たる10月３日は北部、東部で天気が不安定となるとの予測を示した。当日は各地で雨が降り、月見には厳しい空模様となりそうだ。中央社が30日報じた。
台湾では中秋節に屋外でバーベキューを楽しむ習慣があるが、昨年に続き今年も台風でお流れとなりそうだ（30日＝中央社）
台風17号は現在、台湾本島最南端の鵝鑾鼻（屏東県恒春鎮）から東南東2,300キロメートルの海上にあり、時速19キロメートルで台湾の方向である北西へと進んでいる。台風18号は時速15キロメートルで、北西から西北西へ進んでいるものの、台湾との間にまだ一定の距離がある。
