ノートパソコン受託製造大手の仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）は来年、デルのノートＰＣの50％以上を請け負い、通年の出荷成長率25％、出荷台数は4,410万台に上るという予測が元大証券の陳豊豊・川下ハード製品製造産業研究部主管により示された。陳瑞聡コンパル総経理による20％の成長予測を上回る数値だ。１日付工商時報が報じた。
コンパルはデルにとって最大のノートＰＣ委託先で、今年は同社ノートＰＣの約40％、約800万台を請け負っている。来年はビジネス用ラティチュード（Latitude）など数機種について、発注台数全体の80％以上を請け負うことが決まっているため、デルのノートＰＣの50％以上を生産するようになる見通しだ。コンパルの今年の出荷台数は約3,500万台で、デル向けは22.86％を占める。
今年第３四半期の出荷台数は、コンパルが1,000万台超、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）は約970万台と予想されている。
