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作成日：2009年10月2日_記事番号：T00018319
電子ペーパーのＰＶＩ、奇美電と提携
電子ペーパー大手の元太科技工業（ＰＶＩ）は１日、液晶パネル大手の奇美電子（ＣＭＯ）と生産面で提携する覚書を交わしたと発表した。奇美電は第５世代液晶パネル工場の生産能力を利用し、ＰＶＩ向けの電子ペーパーを量産する。２日付経済日報が伝えた。
奇美電はこれまで、関連技術を保有しながらも電子ペーパーには参入していなかった。今後はＰＶＩとの提携で、友達光電（ＡＵＯ）や台達電子工業（デルタ・エレクトロニクス）と競合していく。ＰＶＩは自社の第2.5世代工場と生産委託先の韓国ハイディスだけでは生産が追い付かず、生産委託先の確保が急務だった。
奇美電は第４四半期からＰＶＩ向けに電子ペーパーの供給を開始する。提携に排他的条項はなく、奇美電は他の顧客にも電子ペーパーを出荷できる。
