８日付経済日報が市場の観測を基に報じたところによると、液晶モニター受託生産世界最大手の冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）とノートパソコン受託生産世界第４位の英業達（インベンテック）が提携し、早ければ来週にも合弁会社の設立を発表する見通しだ。両社は、オールインワン（モニター一体型、ＡＩＯ）ＰＣ市場に参入して同製品世界最大手、米ヒューレット・パッカード（ＨＰ）からの受注を狙い、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）に挑戦する構えとみられる。ただ、観測についてインベンテックは「聞いたことがない」とコメントしている。
業界関係者は、大手ＰＣ受託メーカーで唯一オールインワン市場に参入しておらず、モニター生産規模に弱みを持つインベンテックが、ＴＰＶから生産能力の提供を受けられれば、双方は最低のコストで最大の効果を発揮できると指摘している。
業界関係者によると、新会社に対する出資比率は、ＴＰＶ51％、インベンテック49％で、ＴＰＶが董事長、インベンテックが総経理を派遣することになるという。
