ＩＣ設計最大手の聯発科技（メディアテック）が７日発表した９月の連結売上高は113億8,200万台湾元（約314億円）で、前月比6.3％減となった。第３四半期累計では前期比23.97％増の343億3,600万元で、四半期ベースで過去最高を記録した。８日付電子時報が報じた。
減収の原因は、中国のノーブランドおよびブランドメーカーの顧客が、在庫が十分なことから９月中旬以降、同社への発注を手控えたこと、およびライバルの晨星半導体（Ｍスター・セミコンダクター）や展訊通信（スプレッドトラム）が受注獲得のため、値下げ攻勢を行ったためだ。
第４四半期の見通しについて同社は、オフシーズンに入ることから、前期比10％以上の減収を予測している。単月ベースの売上高も今後３～４カ月はマイナスが続き、回復は来年以降になるとみている。
