ニュース
電子
作成日：2009年10月12日_記事番号：T00018491
ＴＳＭＣ、２カ月連続で減収
ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が９日発表した９月の連結売上高は、前月比３％減の289億3,600万台湾元（約804億円）で、２カ月連続で減収となった。第３四半期の連結売上高は前期比21.19％増の899億3,700万元となり、当初目標の880億～900億元を達成した。10日付経済日報が伝えた。
アナリストは同社の業績が振るわなかった原因として、12インチウエハー工場の生産能力が、65ナノメートル製造プロセスの受注に対応しきれず、顧客の一部がライバルの聯華電子（ＵＭＣ）やシンガポールのチャータード・セミコンダクター・マニュファクチャリングに流出したためと指摘。なお、ＵＭＣの第３四半期の売上高は前期比21.1％成長の274億600万元で、当初予測の成長率13～15％を大幅に上回った。
ＴＳＭＣは既に12インチウエハー工場の生産能力を拡充しており、第４四半期の売上高は第３四半期レベルを維持したいとしている。
