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作成日：2009年10月19日_記事番号：T00018638
コンパル、シャープの液晶テレビ受託か
19日付電子時報によると、ノートパソコン受託生産大手の仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）が、シャープの液晶テレビ生産を受託する見通しとの市場観測が浮上している。まずは北米市場向けが中心とされる。なお、コンパルはコメントを控えている。
業界関係者によると、これまで液晶パネル、モジュール、液晶テレビの組み立てまでほぼすべて自社で行ってきたシャープが、台湾受託メーカーに生産を委託する背景には、液晶テレビ価格の急速な下落と、新興市場での競争激化に対応するため、低価格機種を数多く投入する必要が生じていることがあるようだ。シャープはかつて、家電大手、声宝（サンポ）に液晶テレビを委託しているが、数量は少なく、台湾市場での販売が中心だという。
なお、陳瑞聡コンパル総経理は、ブランドメーカーが液晶テレビの生産委託を拡大するのは、早くても2011～12年との見方を示した。
