富邦金融控股の生命保険子会社、富邦人寿保険は16日、台湾政府がＤＲＡＭ業界の発展を目的に設立した台湾創新記憶体公司（ＴＩＭＣ、Taiwan Innovation Memory Company）に8,000万株、８億台湾元（約22億5,000万円）を出資すると発表した。年内に実施予定で、ＴＩＭＣの初期段階での資本金は110億元が見込まれるため、出資比率は7.27％となる見通し。17日付工商時報が報じた。
富邦金控の龔天行総経理は、ＴＩＭＣの将来性を見込んで、投資を決めたと語った。既に董事会の承認を得ている。
ＴＩＭＣへの正式な出資表明は、金融機関としては初めて。兆豊金融控股や中華開発金融控股も出資の検討を明らかにしており、11月初旬までに投資するかどうかを決定する予定だ。
