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作成日：2009年10月29日_記事番号：T00018887
ＰＶＩがAMOLEDに参入、カナダ企業と提携
電子ペーパー大手の元太科技工業（ＰＶＩ）は28日、アクティブマトリクス型有機ＥＬ（AMOLED）の薄膜トランジスタ回路とドライバアルゴリズムの設計・開発を手掛けるカナダIGNIS Innovation社と提携し、AMOLEDディスプレイ分野に参入すると表明した。29日付工商時報が伝えた。
両社はパシフィコ横浜で開催中のフラットパネルディスプレイの見本市「ＦＰＤ International 2009」で、共同開発したAMOLEDディスプレイの試作品とアモルファスシリコン（ａ－Ｓｉ）を用いたバックプレーンを公開した。近い将来量産に入る予定だ。
ＰＶＩの傅幼軒総経理によると、IGNIS社との提携により同社は、AMOLED製品開発のほか、非シリコンＴＦＴバックプレーンの量産プロセスと生産ラインの調整を行った。
今後はIGNIS社の特許技術を利用し、携帯電話からテレビ向けパネルまで多様な製品に応用できる高品質のAMOLEDバックプレーンを生産する考えだ。双方は既にディスプレイ製品の試作品を複数開発している。
