市場調査会社カナリーズがまとめた第３四半期のスマートフォンの販売動向によると、宏達国際電子（ＨＴＣ）が上位５社で唯一出荷台数が減少した。５日付工商時報が伝えた。
ＨＴＣは販売台数世界４位の座を守ったが、米マイクロソフト（ＭＳ）の基本ソフトが定着せず、アンドロイド携帯の普及が遅れたことで、同四半期の出荷台数が前年同期を5.6％下回る217万台にとどまった。シェアは前期を0.5ポイント下回り5.3％となった。
同四半期の全世界のスマートフォン販売台数は4,139万台で、前年同期比４％近い成長を示した。携帯電話市場全体では販売台数が同６～７％落ち込んだが、スマートフォンは好調を維持した格好だ。ただ、スマートフォンも第２四半期の同13％増に比べれば、伸びが鈍化した。
