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作成日：2009年11月12日_記事番号：T00019186
鴻海、12月に昇給実施へ
鴻海精密工業の郭台銘董事長は11日、メディアのインタビューの際に「12月に昇給を行う」と語った。実現すれば、金融危機発生以降で昇給または特別ボーナス支給を実施するのは、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）、聯発科技（メディアテック）に次いでハイテク大手で３社目となり、電子業界の景気回復が川上から川下まで進んできていると言えそうだ。12日付経済日報などが報じた。
鴻海の丁祈安広報担当は11日、「当社は毎年年末に物価や会社の業績に応じて給与を見直しているが、調整幅は個々の業績に応じた報奨金などを考慮するため、各従業員によって異なる」と語った。
鴻海は昨年末からの景気低迷を受け、従業員の基本給を５～10％カットしており、一時は世界で５万～10万人の人員削減を行ったとの観測も出ていたが、既に従業員数は全世界で70万人規模まで回復している。
