ＩＣ設計最大手の聯発科技（メディアテック）は現在、アンドロイドＯＳ（基本ソフト）搭載スマートフォン向けのチップソリューション開発に取り組んでいる。同社は製品発表時期を未定としているが、クレディ・スイス証券によると来年下半期となるもようだ。20日付蘋果日報が伝えた。
同社は既にウインドウズ・モバイル搭載スマートフォン向けチップを開発し、第４四半期から少量出荷を始めている。ただ、証券会社によると来年、アンドロイド採用機種がウインドウズ搭載機種を上回ると予測される中、メディアテックは製品ラインナップを充実させたい方針とみられる。
メディアテックは今後の同社業績について、売上高はハイシーズンを過ぎた10月ごろから下降し始め、今月もさらに落ち込む見込みだが、12月から来年１月まで春節（旧正月）に向けた在庫補充需要で上向くと予想している。
