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作成日：2009年11月30日_記事番号：T00019538
ノキアの携帯生産部門売却、台湾勢が取得も
携帯電話端末大手、ノキアのワールドマーケティング部門、バンジョキ副会長はこのほど、自社の携帯電話端末生産部門を売却する可能性を示唆した。証券会社は売却先として、台湾の鴻海精密工業を最も有力視しており、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）、華宝通訊（コンパル・コミュニケーションズ）、光宝科技（ライトン・テクノロジー）なども候補として名前が挙がっている。30日付経済日報が伝えた。
バンジョキ副会長は30日発売の独経済誌「WirtschaftsWoche」に掲載されたインタビューで、「ノキアの携帯電話端末生産部門は競争力を備えた部門の一つだが、ノキアを改革するために、生産部門を売却することもあり得る」と述べた。
ノキアのウェブサイトによると、同社はブラジル、中国、フィンランド、英国、ハンガリー、インド、メキシコ、ルーマニア、韓国で携帯電話端末を生産している。ノキアは端末生産からソフトウエアやサービス中心に事業内容のシフトを計画しているもようだ。
