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作成日：2009年11月30日_記事番号：T00019545
ＬＥＤ封止のエバーライト、電子ペーパーに参入
発光ダイオード（ＬＥＤ）パッケージング（封止）大手の億光電子（エバーライト・エレクトロニクス）はこのほど、3,000万台湾元（約8,000万円）を投じてカラーコレステリック液晶モジュールのサプライヤー、漢瑜（Cinaflex）を設立し、電子ペーパー市場への正式参入を果たした。廖奇璋・漢瑜総経理によると、同社は技術導入先の富士通と合弁で、来年にも台湾にコレステリック液晶材料の生産ラインを設置する計画だ。また将来的には、デジタルコンテンツ、工業デザイン、液晶パネル製造、電子ブックリーダーなど端末製品の組み立てなどを統合した事業を展開したい考えだ。30日付電子時報が報じた。
エバーライトは既に、技術ライセンス供与および合弁生産ライン設置について富士通と交渉済みで、エバーライトが傘下に抱えるＳＴＮ液晶メーカーのラインに設備を追加する形で第１号ラインを設置し、来年にも量産を開始できる見通しだ。
電子時報によると、コレステリック液晶技術は、カラー化が可能で、曲げられるフレキシブル液晶としての性質も備える上、ロール・ツー・ロール製法によって製造するため、次世代ディスプレイで最も注目を集めている。
