ビニールテープの四維精密材料（台北県三重市）は２日、江蘇省張家港市に同社としては中国で３カ所目の工場を設置する計画を明らかにした。投資額は10億台湾元（約27億円）で、当初は生産ライン４本を設置する。工期は２年半を見込む。３日付工商時報が伝えた。
同社は現在、天津と深圳に工場を持ち、天津、蘇州、アモイ、深圳など沿海部を中心に広い販売網を確保している。張家港工場が完成すれば、生産ラインは合計12本となる。このほか、ベトナムでも北部、南部に各１カ所の工場新設を予定しており、今後の市場動向を見ながら、建設時期を決定する構えだ。
ウェブサイトによると、同社は携帯電話端末、プリント基板、自動車産業、電子部品パッケージング、光電産業、家電製品、医療用などの業務用ビニールテープ、広告ラベル、家庭用ビニールテープなどを生産している。
