台湾を訪れた外国人渡航者数が５日、年間延べ人数で初となる400万人突破を記録した。400万人目となったのは日本から訪台した60代の女性で、交通部観光客から40万台湾元分（約112万円）分のギフトカードと記念品が贈られた。賴瑟珍観光局長は「今年度目標の410万人達成は確実で、来年は450万人を目指す」と意欲をみせた。６日付中国時報などが伝えた。
400万人目となった後藤鈴代さんは、病気の快気祝いとして友人に誘われ台湾を訪れたという。思わぬプレゼントに「言葉にならない」と喜びを表現した（５日＝中央社）
今年は11月末時点で前年比12％増となる394万人の外国人渡航者が台湾を訪れている。中でも昨年７月に台湾観光が開放された中国大陸からの旅行者は、今年10月までの時点で前年同期比195.93％と大幅に増えており、香港・マカオからの旅行者を合わせると全体の40％近くを占めた。観光局も昨年からの「2008～09旅行台湾年」キャンペーンの成果に加え、中国からの来台者数増が今年の成長の主因となっていると認めている。
