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作成日：2009年12月9日_記事番号：T00019739
上銀科技グループ、イスラエル企業を買収
機械部品メーカー、上銀科技（ハイウィン・テクノロジーズ）は８日、傘下の大銀微系統（ハイウィン・マイクロシステム）がイスラエルのモータ駆動装置およびモーションコントロールシステム研究開発（Ｒ＆Ｄ）企業、Mega－F Motion Systems社を買収したと発表した。上銀科技グループはこれにより、産業用ロボット分野で世界的メーカーへと成長する可能性も指摘されている。９日付経済日報が伝えた。
双方は買収金額について明らかにしていないが、業界では10億台湾元（約27億3,000万円）近くとみている。買収後の社名は「Mega Fab」とし、今後30万米ドルの増資を行う予定だ。今回の買収により上銀科技は、グループ全体での2010年のロボット生産台数を現在の2.3倍となる５万台へに引き上げる計画だ。
上銀科技の卓永財董事長は、「これまで台湾にはハイエンドのドライバメーカーがなく、米・日・イスラエルからの高額の輸入製品に頼っていた」と指摘し、今回の買収でこの問題を解決し、競争力を高める方針を示した。
