ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

鉄鉱石価格3割上昇も、業界再編で=中鋼


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年12月9日_記事番号:T00019740

鉄鉱石価格3割上昇も、業界再編で=中鋼

 
 資源世界最大手のBHPビリトンと英豪系資源大手のリオ・ティントが西オーストラリアでの鉄鉱石生産事業を統合し、合弁会社を設立することで最終合意したことを受け、鉄鉱石相場に対する発言力をさらに強めると見込まれることから、中国鋼鉄(CSC)は鉄鉱石価格が来年は20~30%上昇する可能性があるという予測を示した。9日付経済日報が伝えた。

 両社は欧州連合(EU)欧州委員会やオーストラリアなどの独禁当局の認可が得られれば、来年後半に合弁会社の設立手続きを進める予定だ。しかし、今回の提携で、両社による価格支配力はさらに強まると懸念されており、日本や中国などの鉄鋼メーカーが既に反対を表明している。

 中鋼は「鉄鉱石業界に巨獣が生まれたようなもので、大手鉄鋼メーカーはさらに大きな圧力にさらされる。両社の提携は世界の鉄鋼業界に明らかに不利だ」と指摘した。