ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

水不足対策、節水に応じた水道料割引を検討


ニュース 公益 作成日:2009年12月11日_記事番号:T00019789

水不足対策、節水に応じた水道料割引を検討

 
 冬から春にかけ、特に南部で水不足が懸念される中、政府は市民の節水意識を喚起するため、来年1月から節水の度合いに応じて水道料金を最高15%引きとする制度の導入を検討している。11日付聯合報などが伝えた。

 検討中の「節水大作戦」案によると、前年同期比で水道使用量を3割以上抑制できれば水道料金を15%引きとし、また2~3割であれば10%引き、1~2割であれば5%引きとする。また、高雄などで節水パッドを配布したり、夜間減圧も実施する。

 水道料金の割引額は、1世帯の毎回の請求額当たり最大で20~30台湾元(約55~82円)程度とわずかだが、楊偉甫水利署長は「象徴的な意義は大きく、市民の意識が変われば高い節水効果が期待できる」と語った。節水計画を通じ、1人1日当たりの使用量を274リットルから250リットルまで抑制したい考えだ。

 また経済部水利署南区水資源局は、生活用水や工業用水を確保するため、彰化県から高雄県に広がる嘉南平野の稲作地(1万8,000ヘクタール)で来年第1期を休耕とすることを決定した。現況からみて、南部の給水量は来年5~6月まで問題ないもようだ。