鴻海精密工業が10日発表した11月売上高は、前月比9.1％減、前年同月比9.2％増の1,473億台湾元（約4,030億円）となった。減収幅は市場予測を上回ったものの、単月ベースの売上高としては今年３番目に高かった。11日付経済日報などが伝えた。
11月の減収について、同社広報担当の丁祈安副総経理は、コンシューマ向け電子製品の需要がピークを過ぎたことによる出荷減を挙げた。パソコンについては小幅成長、通信関連製品は前月水準を維持したと説明。12月業績については11月と同水準か小幅成長が見込めるとしている。
１～11月の売上高は、前年同期比4.7％減の１兆2,874億元となった。
