中華経済研究院（中経院）は15日、来年の経済成長率予測値を10月時点の4.65％から0.01ポイント上方修正し、4.66％とした。これは行政院主計処が11月に発表した4.39％を上回る。16日付経済日報などが伝えた。
中経院経済展望センターの王儷容主任は上方修正の理由について、民間投資の回復、消費者の購買力の上昇、卸・小売業、飲食業の売上高の売り上げや11月の輸出額のプラス成長などの最近の景気状況を挙げた。
また、世界経済全体については、依然インフレと先進各国の国債発行拡大による財務悪化の２つの大きな懸念があると指摘した。
なお、中経院は今年の経済成長率予測値も、10月時点のマイナス3.72％からマイナス2.96％に上方修正した。
