円相場の高止まりを受け、日本車を販売する自動車各社は、来年から国産車および輸入車を値上げする。トヨタの台湾総代理、和泰汽車は国産車を来年１月から相次いで１万～３万台湾元（約２万8,000～８万3,000円）、2010年式の輸入車も３月からトヨタブランドで平均３万元、レクサスブランドで３～４％値上げする。裕隆日産汽車も２～５％の値上げを決定。台湾ホンダ（１万～３万元）、台湾マツダも値上げを検討している。16日付工商時報が伝えた。
和泰汽車の張重彦総経理は「消費者の志向が高価格と低価格帯に二極化する中で、輸入車購入層は高価格志向に属し、購買行動は貨物税（物品税）減免措置打ち切りなどの影響を特に受けない」と指摘。同社は高級輸入車の市場規模について、来年は今年比15％成長し２万3,000台も見込めると予測している。
