聯華電子（ＵＭＣ）は15日、傘下の投資会社を通じて、中国山東省に「冠銓光電科技」を設立すると発表した。投資額は800万米ドル。発光ダイオード（ＬＥＤ）用のエピタキシャル基板を生産する。16日付工商時報などが伝えた。
ＵＭＣは中国ＬＥＤ街灯市場での商機をねらい、グループ企業の宝霖科技が山東省にＬＥＤ街灯製造工場を設置したほか、聯陽半導体（ＩＴＥ）はＬＥＤ街灯用のドライバＩＣの供給を計画している。劉啓東ＵＭＣ財務長（ＣＦＯ）は、山東省にさらにＬＥＤパッケージング（封止）工場を設立する可能性もあるとして、ＬＥＤ産業の川上から川下まで一貫体制の整備に意欲を見せた。
