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クアンタ・コンパルの中国工場、春節休暇取り消しか【表】


ニュース 電子 作成日:2009年12月16日_記事番号:T00019899

クアンタ・コンパルの中国工場、春節休暇取り消しか【表】

 
 ノートパソコン市場は来年、オフシーズンに当たる第1四半期の需要好調が見込まれるため、ノートPCメーカー大手が中国工場で春節(旧正月、2010年は2月14日)明けの10連休を取り消して受注に対応するとの観測が出ている。これに対し広達電脳(クアンタ・コンピュータ)および仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は、「春節休暇は国定休日のため出勤を強制することはできず、手当を出して希望者を募るしかない」とコメントしている。春節出勤の手当は通常賃金の3倍とされる。16日付工商時報が報じた。
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 世界のノートPCの9割以上を生産する中国華東地区では毎年、ノートPCメーカーが労働力調整に頭を悩ませる。金融危機の影響に見舞われた昨年は、休暇ではなくそのまま解雇して人員を削減するといった措置が取られたが、景気が回復した今年は一転して労働力不足が問題となり、いかに従業員を流出させず、春節期間に出勤させるかが課題となっている。

 なおクアンタとコンパルは、来年第1四半期の出荷台数について、今年第4四半期比で10%以内の減少にとどまると予測している。