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作成日：2009年12月18日_記事番号：T00019943
中国・申銀万国証券、来年初旬に台湾事務所開設へ
中国の申銀万国証券は、来年１月の中台間の金融監督に関する覚書（ＭＯＵ）発効後間もなく、台湾事務所を設立する計画だ。さらに、中国系証券会社として初めて台湾支社設置を計画しているもようだ。18日付工商時報が伝えた。
申銀万国証券は台湾事務所設立を通じて、台湾の金融当局の政策や証券業務規定に対する理解を深め、また、台湾での知名度を高めたい考えだ。今月上旬に台湾視察を行った際に、国泰金融控股や富邦金融控股などを訪問しており、台湾金融業者との業務提携を強く望んでいるとされる。
中国の東方早報によると、申銀万国証券は中国証券監督管理委員会（証監会）に適格国内機構投資家（ＱＤＩＩ）の資格申請を行い、台湾株式市場も含めたアジア地域の投資商品を開発中とされる。中国系金融機関は同資格を取得すれば、金融ＭＯＵ発効後に台湾株への投資が可能になる。
