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作成日：2009年12月22日_記事番号：T00020000
凱基証券、台証証券合併で業界２位に
凱基証券（ＫＧＩ）は19日、台新金融控股傘下の台証証券を合併し、台湾２位の証券会社に浮上した。21日の中央社電が伝えた。
凱基証券の丁紹曽総経理は同日、両社の合併を祝うティーパーティーで、「合併により、営業網が88カ所に増える。ブローカー業務も倍に拡大し、市場シェアは８％を超え、一躍業界２位に浮上することになる」と述べた。純資産も400億台湾元（約1,130億円）に達し業界２位となる。
台湾証券業界の再編としては、両社の合併は近年で最大規模と言える。合併により中国、台湾、香港の「両岸三地」を網羅する競争力向上が見込めるほか、投資銀行分野では、大口企業を主要顧客とする凱基証券と中小企業が主体の台証証券で相互補完効果が見込める。デリバティブ分野では、ストラクチャード商品の分野で業界トップに立つ。
