経済部統計処が23日発表した11月の輸出受注額は312億6,000万米ドルで、前年同月比37.11％増と過去６番目となる伸び幅を記録した。24日付蘋果日報などが伝えた。
伸び幅が大幅に拡大した理由について、黄吉実・経済部統計長は、金融危機による影響で昨年の数値が特に低かったことを挙げた。
製品別では、輸出受注額で最も多い27.4％を占める情報・通信製品が前年同月比33.91％増の85億7,800万米ドルとなり、24.3％を占める電子製品が43.23％増の75億9,100万米ドルとなった。
輸出先別では、中国向け（香港を含む）の受注額が前年同月比73.32％増の78億8,100万米ドルで最高、次いで米国向けが28.27％増の68億6,900万米ドル、欧州向けが14.74％増の59億7,900万米ドルとなった。欧州向け受注額は、昨年11月以来初のプラス成長を記録した。
なお、今年１～11月の輸出受注額累計は、前年同期比12.15％減の2,907億1,500万米ドルとなった。経済部では今年通年で3,200億米ドル水準に達すると予測している。
