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作成日：2010年1月5日_記事番号：T00020154
台糖の砂糖価格、30年で最高に
台湾糖業（台糖）は４日、砂糖価格を１キログラム当たり0.1台湾元引き上げ、26.8元（約78円）とした。過去約30年で最高となるとともに、台糖は国際価格の動向から今後も値上げを継続すると予告した。このほか牛乳や小麦粉も約10％の値上げが予想され、食品業者に大きな影響を及ぼしそうだ。５日付経済日報が伝えた。
また、台糖以外の民間業者では、砂糖は既に１キロ28.5元に達している。さらに砂糖の輸入価格は、昨年12月31日時点でＦＯＢ価格（本船甲板渡し価格）が１ポンド26.95セントと過去35年で最高値となっており、税込みでは既に１キロ30元を超えている。台糖は、台湾域内の物価抑制のため損失を吸収していると説明している。
生乳価格も、行政院農業委員会（農委会）が冬季買い取り価格を１リットル当たり1.65元引き上げたため、牛乳メーカーのコストは６％以上増加している。牛乳の小売価格は今月中旬から値上がりすると予想される。
