生命保険会社の昨年の保険料収入は、２兆66億台湾元（約５兆7,300億円）に達し、２兆元の大台に乗せ、過去最高を更新した。内訳は新規契約が9,251億元、継続契約が１兆814億元で、国泰人寿保険、富邦人寿保険の好調が目立った。16日付工商時報が伝えた。
商品別の新規契約実績は、金利変動型年金保険が前年比136％増の3,009億元と好調だったのをはじめ、従来型生命保険が同180％増の1,935億元、健康保険が同30％増の376億元だった。一方、投資型保険は金融危機の余波と連動債商品の販売中止を受け、同44％減の1,685億元にとどまった。生保業界は新規契約実績が今年は１兆元の大台に乗ると期待している。
会社別では、国泰人寿の新規契約が2,616億元で、28.3％のトップシェアを守ったほか、２位の富邦人寿は2,057億元で22.2％のシェアを占めた。３位は新光人寿保険の682億元だった。
