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12月の失業率、過去11カ月で最低に【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年1月25日_記事番号:T00020563

12月の失業率、過去11カ月で最低に【図】

 
 行政院主計処が22日発表した2009年12月の失業率は、前月比0.12ポイント低下して5.74%となり、過去11カ月の最低を記録した。主計処は「昨年第3四半期の6%を超える水準から4カ月連続で改善しており、失業問題は収まりつつある」との見方を示した。23日付工商時報が伝えた。
 
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 12月の失業者数は前月比1万3,000人減の63万2,000人で、うち事業所閉鎖など自己都合以外の原因によるものも前月比1万1,000人減の31万7,000人まで減少した。一方、就業者数は前月比1万5,000人増の1,038万人に回復した。

 なお、09年通年の平均失業率は5.85%で統計史上最高となった。県市別では桃園県と南投県が最も悪い6.0%。また主計処第4局の劉天賜副局長によると、これまで景気安定時は、都市部や科学園区などの失業率は比較的低水準となっていたが、不景気に見舞われた昨年は、逆にこれらのエリアで失業率が特に高くなった。

 今年の政府目標である失業率4.9%の達成について劉副局長は「環境に大きな変化がなく、13万件の就業機会を創出できれば、単月では第4四半期に達成できる」との見方を示した。一方で、「通年平均を4.9%に抑えることは難しい」と語った。