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作成日：2010年1月29日_記事番号：T00020691
明基友達集団、医療機器メーカーを傘下に
明基友達集団は28日、来月10日までに公開買い付けを通じ、医療機器メーカーの三豊医療器材（Trident）の株式1,892万8,927株（50.52％）を１株12台湾元で取得すると公表した。取引総額は２億2,700万元（約６億4,000万円）に達する見込み。同集団は三豊を傘下に収め、医療分野での展開をさらに進める。29日付経済日報が伝えた。
三豊の現在の筆頭株主は、２割近くの持ち株を保有する統一集団で、経済日報によると、統一集団は明基友達集団への三豊株売却に同意しているという。
明基友達集団は、医療分野で昨年11月に「明達医学科技」を設立したばかり。同社は眼底や血管の検査機器、光干渉断層計（ＯＣＴ）などを開発する計画だ。
同集団は中国で南京明基医院や蘇州明基医院を経営しており、傘下の佳世達（Qisda）も遠隔医療システムに参入している。三豊の買収により、今後は医療機器や消耗品の取り扱い、中台、アジア、欧州市場での販路を拡大することになる。
